ヘクソカズラ Paederia foetida
 (型) ツツナガヤイトバナ / ハマサオトメカズラ

2023.10.29 更新

ヘクソカズラ

分類
アカネ科 ヘクソカズラ属
植生環境
開花時期
8-9月 藪 草地
地域
全国
特記
 -
特徴
ツル性の植物。茎や葉を切ると、独特のくさいニオイがするので名付けられたと思います。
葉は4-10cmの披針形~広卵形で基部は心形、両面に毛が見られます。茎の下部は木質化します。
花は葉腋から花茎を伸ばし、総状に花を付けます。花は漏斗形で先は5裂、内側は赤く、腺毛が多く見られます。
花冠筒部の長いものはツツナガヤイトバナ、沿岸部にあり葉が厚く光沢のあるものはハマサオトメカズラと呼びますが、分けない。
備考
エングラー : ユキノシタ科
類似種
 
撮影地
2020.8 千葉県四街道市  他 

ヘクソカズラ

どこにでもあり、あまり手入れされていない公園の植栽などにも絡まっています。独特の臭気があります。 (2023.8 千葉市)


ヘクソカズラ

花は漏斗形で長さ1cm、径5mm・・・ですが、いずれの大きさにもかなりのバリエーションがある。内側は赤く腺毛が密に見られます。花柱2。 (2023.9 千葉県印西市)


ヘクソカズラ

果実は径5mmの球形、先端に萼の裂片が残っている。経口有毒だが、かつて熟した果実はヒビ、アカギレの塗り薬として使われたこともあったと聞く。 (2023.11 千葉市)


ヘクソカズラ

葉は4-10cmの披針形~広卵形で基部は心形。  (2023.8 千葉市)


(型) ツツナガヤイトバナ (var. longituba = synonym)

ツツナガヤイトバナ

花冠筒部が長くて裂片部が小さいもの。葉が細いものが多い。 (2013.8 千葉市)


(型) ハマサオトメカズラ (var. maritima = synonym)

ハマサオトメカズラ

海岸にあって葉が厚く、光沢があるものです。 (2014.7 山形県遊佐町)