ヒメシャガ Iris gracilipes


ヒメシャガ

分類
アヤメ科 アヤメ属
植生環境
里 山地
開花時期
5-6月 岩礫地
地域
秋田 ・岩手以南
特記
準絶滅危惧
特徴
葉は淡緑色で柔らかく、20-40cm、幅0.5-1.5cmで冬は枯れます。
花茎は30cm以下、花は4cmで淡紫、花被は全縁、外花被片は中央部より下が白く、中脈付近に隆起があり、外に向かって紫条が走ります。内花被片はやや小さく、先が2裂。花柱上部は3裂して更に裂けて花弁状、裏面に雄しべが張り付きます。 稀に白花もある。
備考
エングラー : アヤメ科
類似種
シャガ : 花が径5cmと少し大きく、外花被片がふくよかで縁が細かく裂けます
撮影地
2017.5 栃木県  他

ヒメシャガ

アヤメの花としては小さく、全体に華奢な感じ。 (2017.5 群馬県)


ヒメシャガ

花は径4cm、外花被片の先は切れ込まない。花柱は先が2裂し裂片はさらに細く裂ける。 (2017.5 栃木県)


ヒメシャガ

外花被片の「梁」部分の先端は突起状隆起し、黄色味を帯びます。雄しべは花柱裏面に沿っている。 (2017.6 群馬県)


ヒメシャガ

白花品。花が白いとシャガと似ますが、花が小型で外花被片の先が裂けないことで判別できる。 (2017.6 群馬県)