チングルマ Sieversia pentapetala


チングルマ

分類
バラ科 チングルマ属
植生環境
高山
開花時期
6-8月 砂礫地
地域
中部以北
特記
 -
特徴
良く知られた高山性落葉低木。
前年の枝などから茎が伸び、葉は7-9個の小葉からなる奇数羽状複葉、小葉は6-15mmの狭倒卵形、粗い鋸歯があり、革質で光沢があります。托葉は線形。
花茎は長さ10-20cm、花は1つ頂生し、5弁花で径2-3cm、萼は披針形、副萼片は小さい。果実は3cmほどの紡錘型で、長い白毛があります。
異論
「日本の野生植物」では、広義的に解釈してダイコンソウ属 Geum としている
備考
エングラー : バラ科
近似種
チョウノスケソウ : 葉は長さ1-2cmの卵状楕円形。花は5弁花。
撮影地
2009.8 山形県月山  他

チングルマ

良く知られた高山植物。木本です。雪融けとした所から順に咲き始めるので、同じ山でも長い期間、どこかで見られます。 (2014.5 青森県八甲田山)


チングルマ

花は径2-3cm、花弁は5、萼は披針形で副萼片は小さい。 (2014.5 青森県八甲田山)


チングルマ

木質化した前年枝の先から茎が伸び、葉は5-9小葉からなる奇数羽状複葉。 (2014.5 青森県八甲田山 / 2019.7 岩手県八幡平)


チングルマ

果実。この姿が名の語源ですが、近年、「稚児車」は誤りで、「稚児舞」の富山方言という意見が注目されています。 (2006.8 北ア・立山)