ヤマブキショウマ Aruncus dioicus var. kamtschaticus


ヤマブキショウマ

分類
バラ科 ヤマブキショウマ属
植生環境
山地
開花時期
6-8月 草地
地域
全国
特記
 -
特徴
雌雄異株。
丈は30-80cm、茎には少し毛が見られます。葉は2回3出複葉、小葉は3-10cmの卵形で先は尾状に尖り、欠刻と鋸歯が見られ、平行な側脈があります。
花は5-10cmほどの総状花序が円錐状に付いた複合花序に付き、軸に毛が多く見られます。花弁は白で5、雌花の花序は細く、心皮は3。果期に小花柄は反り返る。
備考
エングラー : バラ科
類似種
ミヤマヤマブキショウマ : 全体に小型で、果時に小花柄は反り返らない。小葉の先は鋭頭で長く伸びない。
アカショウマ(ユキノシタ科) : 花はすべて両全性で花弁は本種より大きい。小葉の側脈は本種ほど目立たず、鋸歯は不揃いな重鋸歯。
撮影地
2008.8 長野県湯ノ丸高原  他

ヤマブキショウマ

雄株。花序が太くて綺麗です。 (2014.7 山形県月山)


ヤマブキショウマ

雄花。よく似たアカショウマに比して花弁が小さい。 (2014.7 山形県月山)


ヤマブキショウマ

雌株。小花序が細い。トップの写真も雌株で亜高山帯で見られた丈の低いものなので、花が目立っている。 (2014.7 岩手県八幡平)


ヤマブキショウマ

雌花。花柱は3。 (2014.7 岩手県八幡平)


ヤマブキショウマ

葉は2回3出複葉。小葉は卵形で先は尾状、鋸歯は欠刻状、平行で直線的な側脈がはっくりしています。 (2014.7 山形県月山)