クサナギオゴケ Vincetoxicum katoi
(品種) シロバナクサナギオゴケ

2023.5.14 更新

クサナギオゴケ

分類
キョウチクトウ科 カモメヅル属
植生環境
山地
開花時期
5-6月 林内
地域
千葉 東海 近畿 四国
特記
絶滅危惧2類
特徴
丈は0.3-1mですが、しばしば花序が倒れ、大きいものは上部はツル状になります。下部の葉は地面から10cmほど上にまとまって付き、8-17cmの卵状披針形で先が尖り基部はくさび形、短柄があり対生で偽輪生状。上部の葉はまばらで2-5cmと小さい。
花は上部にまばらに付く葉の葉腋と茎頂に円錐花序に付き、花冠径6-9mmほど。花冠裂片は長楕円形で無毛。
白花はシロバナクサナギオゴケと呼びます。
備考
エングラー : ガガイモ科
類似種
ツルガシワ : 花序の柄が伸びず、花柄も短い。
撮影地
2013.6 千葉県  他

クサナギオゴケ

上部はツル状になるので、群生地では大抵からまってこのような姿になっていました。 (2016.5 千葉県)


クサナギオゴケ

茎の上部に付く葉は急に小さくなり、その葉腋に花序が付きます。 (2023.5 千葉県)


クサナギオゴケ

花は径6-7mm。毛は見られません。 (2014.5 千葉県)


クサナギオゴケ

下部の葉は大きく、時に輪生状(偽輪生)に付き、卵状披針形で先は尖り全縁、柄があります。 (2014.5 千葉県)


(品種) シロバナクサナギオゴケ f. albescens

シロバナクサナギオゴケ

白花品。終わり気味で残念。 (2013.6 千葉県)