オオヒナノウスツボ Scrophularia kakudensis

2022.8.4 更新

オオヒナノウスツボ

分類
ゴマノハグサ科 ゴマノハグサ属
植生環境
山地
開花時期
8-9月 草地
地域
全国
特記
 -
特徴
全国で見られる大型のヒナノウスツボ。
丈は1-1.2mほど、茎の断面は四角形で明瞭な稜があり、稜に毛が見られます。翼はない。葉はやや厚みがあり、6-10cmの長卵形~広卵形で鋸歯があり、短柄があります。
花は8-9mmで茎頂に付く円錐花序に多数付き、疎らに咲きます。花序には腺毛が見られます。萼は5裂し、裂片は卵形で先が尖ります。
備考
エングラー : ゴマノハグサ科
類似種
エゾヒナノウスツボ : 花が長さ1-1.5cm、萼裂片の先が尖らない。岩手・青森以北に分布。
ヒナノウスツボ : 茎の稜は目立たずほぼ無毛、葉に尖った重鋸歯がある。花序は小さい。
撮影地
2013.9 新潟県妙高市  他

オオヒナノウスツボ

丈は1m前後になります。 (2018.9 長野県軽井沢町)


オオヒナノウスツボ

花は円錐状に付き、腺毛が見られる。 (2016.8 山形県鶴岡市)


オオヒナノウスツボ

ヒナノウスツボと花の大きさはほぼ同じくらいですが、3裂する下唇の中央裂片はヒナノウスツボなどりより大きく、反り返ります。萼は5裂し、先はやや尖るところがエゾヒナノウスツボとの違い。花もエゾ・・・より少し小さく、長さ8-9mm。 ( 2016.8栃木県日光市)


オオヒナノウスツボ

葉は長卵形~広卵形で縁は鋸歯、先は尖ります。茎の断面は四角形で稜があり、毛が見られます。葉柄に翼はないようです。 (2016.6 東京都高尾山)