ミヤマママコナ Melampyrum laxum var. nikkoense
(品種) シロバナミヤマママコナ


ミヤマママコナ

分類
ハマウツボ科 ママコナ属
植生環境
山地
開花時期
7-9月 林縁 草地
地域
北海道 本州
特記
 -
特徴
丈は20-50cm、葉は2.5-6cmの狭卵形~長楕円状披針形、先端は尖り、基部はくさび型~円形で柄があります。
花は上部の葉腋や茎頂に穂状に付き、花冠長さ13-18mm、花の形はママコナと同じですが、下唇喉部に黄色い斑が見られます。苞は卵形~狭披針形で全縁。
白花はシロバナミヤマママコナと呼ぶ。
備考
エングラー : ゴマノハグサ科
類似種
シコクママコナ : 苞に少数の鋭い歯牙がある。
タカネママコナ : 花は白~黄色味を帯び、下唇の凸部が特に黄色い。苞が細い。
ママコナ : 苞に長い歯牙が見られ、花冠喉部に黄色い斑がない。
撮影地
2016.9 長野県松本市  他

ミヤマママコナ

(2017.9 長野県伊那市)


ミヤマママコナ

下唇に2つの白い隆起があり、花喉の両側に黄色い班があります。 (2017.9 長野県伊那市)


ミヤマママコナ

花冠は長さ13-18mm、苞に歯牙はない。 (2016.9 長野県松本市)


ミヤマママコナ

葉は狭披針形~長楕円状披針形。しばしば赤みを帯びます。上部の葉は小さく、全体に丸っこい。 (2017.9 長野県伊那市)


(品種) シロバナミヤマママコナ f. albiflorum

シロバナミヤマママコナ

白花品。ふつうのママコナ(矢印)の中に1株だけ見られた。下唇隆起部分はあまり黄色味がなく、喉部の両側が黄色いことで、タカネママコナと見分けられる。苞も卵形なので本種と思う。 (2014.10 新潟県加茂市)