エチゴトラノオ Veronica ovata subsp. maritima


エチゴトラノオ

分類
オオバコ科 クワガタソウ属
植生環境
海岸
開花時期
8-9月 岩場 草地
地域
青森~北陸の日本海側
特記
 -
特徴
九州に自生するツクシトラノオ(ヒロハトラノオ)の亜種。
丈は1mほどになり、葉は対生し披針形~狭卵形、毛がなく表面に光沢があり、先は尖り、やや鋭い鋸歯があって基部は円形~くさび形で柄に続きます。
花は茎頂に長い総状に多数付き、花冠長さ5mmで雄しべ・雌しべともに花冠から飛び出ます。花序の軸にはやや長い上向きの屈毛があります。
ツクシトラノオは、葉が広卵形で表面に毛が見られる。 
備考
エングラー : ゴマノハグサ科
類似種
ヤマルリトラノオ : 山地で見られ、葉の鋸歯の先は鈍い。
撮影地
2016.8 山形県鶴岡市  他

エチゴトラノオ

日本海側の海岸の崖地で見られるトラノオ。丈は場所によって様々で、風衝地では倒れて下部が匍うように立ち上がっていました。 (2009.8 新潟県村上市)


エチゴトラノオ

花穂は大きく、花が多数総状に付きます。雄しべ・雌しべは花冠から長く飛び出します。萼裂片は狭卵形で屈毛が見られた。 (2009.8 新潟県村上市)


エチゴトラノオ

葉は基準種より細くて表面に光沢があり、披針形~狭卵形、基部は丸い。茎には圧毛がびっしりあり、葉柄等にも見られました。 (2009.8 新潟県村上市)