オオアブノメ Gratiola japonica


オオアブノメ

分類
オオバコ科 オオアブノメ属
植生環境
開花時期
5-6月 湿原 沼地
地域
宮城県以南
特記
絶滅危惧2類
特徴
丈は10-20cm、葉はやや肉質で長さ1-3cmの被針状長楕円形、柄はなく全縁、先が尖ります。
花は葉腋に1つずつ付き、花冠は筒形で長さ4-5mm、上唇はほとんど裂けず、下唇は3裂。雄しべは2個で仮雄しべが2個。萼は5深裂で基部に2枚の小苞があります。
備考
エングラー : ゴマノハグサ科
類似種
アブノメ : 茎はやや細く、上部の葉はごく小さい。花冠の裂片は平開し、下唇中央裂片に濃ピンクの斑がある
シソクサ : 葉に鋸歯がある。花冠は大きく、長さ8-11mm。
撮影地
2015.6 栃木県渡良瀬遊水地

オオアブノメ

アブノメ同様、水が滞留するような泥地でよく群生していました。茎はアブノメよりも断然太くてがっしりとしていましたがやや柔らかく、葉はやや肉厚。 (2015.6 栃木県渡良瀬遊水地)


オオアブノメ

花には柄はなく、萼は5深裂。萼より長く耳状に2つ斜上しているのは苞。上唇は円形でほとんど裂けず、下唇は3裂。雄しべは2つでその下に仮雄しべらしきものが見えています。 (2015.6 栃木県渡良瀬遊水地)


オオアブノメ

葉には柄はなく、被針状長楕円形で3脈が見られました。 (2015.6 栃木県渡良瀬遊水地)