クチナシグサ

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 ハマウツボ科 Orobanchaceae
 ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
丈は15-60cm、茎は地を匍い、斜めに立ち上がります。葉は2-3.5cmの線形~線状ヘラ形で対生、先が尖り、両面に毛が見られます。
花は葉腋から伸びた柄の先に1つ付き、1cmほどで4裂した大きな萼に包まれ、ややピンクがかった唇形花、上唇2裂、下唇3裂、下唇中央に黄色味を帯びた隆起が2つあります。萼は隆起線が目立ちます。花の後、萼は大きくなって果実を包みます。

 

2013.5.11 作成
  • 全体
  • 全体2
  • 花・葉
  • 葉2

クチナシグサ-全体

日当たりの良い道ばたに群生していました。
(2013.5 東京都八王子市)

クチナシグサ-全体2

全体が強い赤味を帯びているものもありました。
(2013.5 東京都八王子市)

クチナシグサ-花

下唇は3裂で中央裂片にオレンジ色の隆起が2つあります。
上唇は2裂してうしろに反り返っています。(2013.5 東京都八王子市)

クチナシグサ-花・葉
花は葉腋に1つずつ付き、花より大きく4裂した萼に包まれています。
萼の基部には2枚の線形の苞があります。
上部の葉は線形~線状ヘラ形で対生。(2013.5 東京都八王子市)

クチナシグサ-葉

若い葉は赤く、密に付く。
(2013.5 東京都八王子市)

クチナシグサ-実
果実がクチナシの実に似ていることからこの名になったとのこと。
花の時期に比して萼も大きくなり、筒部の隆起も大きくなっています。
(2013.5 東京都八王子市)