カロリナアオイゴケ Dichondra carolinensis


カロリナアオイゴケ

分類
ヒルガオ科 アオイゴケ属
植生環境
開花時期
4-8月 草地 林縁
地域
外来種 (北米原産)
特記
 -
特徴
(以下の記述は観察によるものです)
根茎が匍い、葉は全て根際に付き、径15-20mmの円心形~腎円形、葉脈は放射状、先は丸いかわずかに凹頭、基部は心形、縁は全縁、柄は盾状で50mm前後で、葉裏と柄には寝た毛があります。
花は10-20mmの柄を伸ばして1花付き、花色は白、花径約2-3mm、上向きに咲き、花冠5裂で裂片は平開します。雄しべ5、花柱2、萼は鐘形で裂片は花弁より短く、萼の裏側に白毛が密生しています。花が終わると柄は下を向き、果実は球形2個をつなげた形状で萼と同長か短い。
よく似たアオイゴケは、花径4mm、花柄が10mm前後と短く下方向に曲がり、果実は萼片より長い。
備考
エングラー : ヒルガオ科
類似種
 
撮影地
2015.5 千葉市

カロリナアオイゴケ

丈は2-3cmですが、茎が地を匍い、節から根を出してマット状に大きく拡がっていきます。花は葉に隠れるように咲きます。葉柄に対して花柄は半分以下でした。花は上向きで花柄はまっすぐ。葉柄は楯形に付いています。 (2017.4 千葉市)

カロリナアオイゴケ

花は2-3mm程度、花冠は深く裂け、裂片は披針形で先端はあまり尖らない。萼裂片は花冠裂片より短く、円頭。花柱は2、雄しべは5で葯は褐色。 (2016.4 千葉市)

カロリナアオイゴケ

花が終わると柄は下向きになります。果実は2mmほどの球形が2つくっついているようで、イヌノフグリの果実を思わせる形状。軟毛が密生。萼の中に収まる大きさで、見た限りではこれで最大かそれに近い大きさ。 (2015.5 千葉市)


カロリナアオイゴケ

葉は約2cmの円心形~腎円形、先は丸いか少し凹み、基部は心形、縁は全縁、葉脈は放射状。葉裏には上向きの寝た毛が密生。葉脈上や柄も同様。 (2016.4 千葉市)