ジンヨウイチヤクソウ

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ツツジ科 Ericaceae
イチヤクソウ科 Pyrolaceae
茎が地下を匍って地上に出た所に長さ1-2cm、幅1.5-3cmの腎形の葉を数枚付けます。葉の先は丸いかやや凹み、基部は深い心形。脈に沿って白い斑が見られます。柄は2-5cm。
花は6-10cmの花茎に2-6個、1cmほどです。萼片は卵状円形で先は丸く、花柱は花冠より飛び出し、湾曲します。花茎には線形の鱗片葉はないか1個。
斑だけで本種と判断するのは困難。葉の形が非常に良く似たマルバイチヤクソウにも斑があるものがあります。マルバ・・・は萼裂片が鋭角な三角状で先が鋭頭、花茎の鱗片葉は披針形で2-3枚。

 

2021.6.24 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 花3
  • 葉2
  • 芽出し

ジンヨウイチヤクソウ-全体

明るい林の中に群れていました。
(2021.6 長野県 旧・真田町)

ジンヨウイチヤクソウ-全体2

(2021.6 長野県 旧・真田町)


ジンヨウイチヤクソウ-全体3

(2012.6 青森市)


ジンヨウイチヤクソウ-花

花数は2-6個程度。
(2021.6 長野県 旧・真田町)

ジンヨウイチヤクソウ-花2

花柱は曲がります。
(2021.6 長野県 旧・真田町)

シセンヨウイチヤクソウ-花3

萼は卵状円形で先が丸い、時に鈍頭。非常に良く似たマルバイチヤクソウ
三角状卵形で先が鋭頭。(2021.6 長野県 旧・真田町)

ジンヨウイチヤクソウ-葉

葉は縦より横が長く、先端がやや窪むか丸く、脈が白く浮き上がります。他のイチヤクソウでも斑が入るものがあり、斑だけでは判断出来ません。(2021.6 長野県 旧・真田町)

ジンヨウイチヤクソウ-葉2

典型的な型。縦より横が長く、先がくぼむ。
(2021.6 長野県 旧・真田町)

ジンヨウイチヤクソウ-芽出し

春に展開した葉のようです。前年の葉は雪融け時の土砂で半分埋まりかけている。
(2016.4 青森市)