オオスズメノテッポウ

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イネ科 Poaceae
牧草と一緒に帰化したようで、北地に多い。
丈は0.3~1.2m。小穂は4-5mmで楕円形~狭卵形で紫色を帯びることが多い。小花は1つ、護穎の基部から7-10mmの芒が伸びます。内穎はなく、葯は濃黄色~紫褐色で大きい。

 

2021.6.10 更新
  • 全体
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  • 比較

オオスズメノテッポウ-全体

1m前後の丈があり、花穂も5-10cmほどと大きいにもかかわらず、
葉がまばらで目立ちません。(2021.6 長野県軽井沢町)

オオスズメノテッポウ-全体

「黒穂」の名があるくらい花穂が紫色を帯びるものもあるようです。
(2008.6 岩手県八幡平)

オオスズメノテッポウ-花

葯が大きくて目立ちます。葯の色には変化がある。
(2021.6 長野県軽井沢町)

オオスズメノテッポウ-花2

小穂は4-5mmの楕円形~狭卵形。
(2009.6 長野県霧ヶ峰)

オオスズメノテッポウ-花3

苞穎は緑色に縁どられ、その間に見えているのが護穎。毛は苞穎のもの。
(2021.6 長野県軽井沢町)

オオスズメノテッポウ-花4

苞穎には毛が大木見られました。芒は護穎の基部から伸びていて7-10mm。
(2021.6 長野県軽井沢町)

オオスズメノテッポウ-葉

葉舌は切形。
(2021.6 長野県軽井沢町)

オオスズメノテッポウ-鞘2

葉舌だけでなく、葉耳、鞘の縁も膜質でした。
(2021.6 長野県軽井沢町)

オオスズメノカタビラ-比較

葉が茂っている矢印のものはオオアワガエリ。花穂だけ見ると2つは似ていますが、
葯が本種のほうが大きいので花穂が太く見える。(2021.6 長野県軽井沢町)