ヤマカモジグサ Brachypodium sylvaticum

2022.7.4 作成

ヤマカモジグサ

分類
イネ科 ヤマカモジグサ属
植生環境
里 山地
開花時期
6-7月 林縁 疎林下
地域
北海道~九州
特記
 -
特徴
丈は40-80cm、全体に開出した毛が多い。葉身は幅5-10mm、匍枝はなく叢生する。
花序は総状で長さは7-13cm、先は垂れる。小穂は~10個ほどで長さ15-30mm、4-10個の小花からなるやや偏平な円柱形で、基部にごく短く太い柄がある。苞穎は第1小花より短い。護穎は長さ10mm前後、背は丸く、7-9脈あり、先に5-10mmほどの直立した芒がある。
異説
エゾヤマカモジグサを本種から分け、本種の変種とする考えがある。(エゾヤマカモジグサのスペックはわからなかった。)
備考
エングラー : イネ科
類似種
アオカモジグサ : 丈は~1m、花序は10-20cm、小穂は10-15mm。
スズメノチャヒキ : 花序は円錐状、芒は先端の僅かに下から出て外曲する。
撮影地
千葉市

ヤマカモジグサ

ここでは丈は410-50cm程度。小穂や稈の毛の多さははスズメノチャヒキに似ていたが、花序は総状、葉の幅は8mmほどあった。

ヤマカモジグサ

小穂はやや偏平な円柱状で長さ15-30mm、基部に1mmほどの柄があるが、目視ではほとんど気づけない程度。

ヤマカモジグサ

小穂はサイズも姿もスズメノチャヒキによく似ているが芒は外曲しない。護穎に7-9脈ある。


ヤマカモジグサ

全体に開出した毛があり、節には密に見られる。葉舌は2-3mmで短い毛が見られた。