オッタチカタバミ

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カタバミ科 Oxalidaceae
都市部に多いカタバミ。
カタバミのような太い主根がなく、根茎が横に匍い、地上茎は全てそこから出て、基部で2-3分することも多く、それぞれ丈が10-50cmほどになります。葉は節に1-3個付き、3小葉で小葉は倒心形。托葉はごく小さく1mm程度。茎に毛が多く見られます。
花は葉腋から伸びる長い柄に散形状に数個ずつ付き、径8mm、花序の柄や花柄、萼にも上向きの白い毛が密生します。花が終わると果柄は横向き~斜め下向きとなります。果実にも毛が多い。
草取りの経験上、丈が大きくなっても容易に引き抜けるカタバミが本種。

 

2016.5.6 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 花2
  • 花3
  • 托葉

オッタチカタバミ-全体

地上茎は匍わず、真っ直ぐ立ちあがります。
(2016.5 千葉市)

オッタチカタバミ-全体

(2010.5 千葉市)


オッタチカタバミ-花

この写真を見る限り、花柱がカタバミより短いように感じます。
(2014.5 千葉市)

オッタチカタバミ-花2

萼の先端が少し凹んでいました。
(2014.5 千葉市)

オッタチカタバミ-花3

蕾は下を向いています。花柄、花序柄、萼には毛が多く見られます。
花柄の基部にあるのは苞。(2014.5 千葉市)

オッタチカタバミ-葉

茎の上部では葉は集まって付きます。葉は3小葉。
(2014.5 千葉市)

オッタチカタバミ-茎

茎には上向きの圧毛が多く見られ、葉は一カ所に1-3個付きます。
(2015.4 千葉市)

オッタチカタバミ-托葉

托葉は茎の太さ程度の長さしかなく、葉柄に沿っていて肉眼では確認しにくい。
(2010.5 千葉市)

オッタチカタバミ-実

種子の柄は真横より下がっているのがエゾタチカタバミとの違い。
種子だけ上を向いています。(2010.5 千葉市)