キケマン

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ケシ科 Papaveraceae
ツクシキケマンの変種。
丈は0.5-1m、基部から多数分枝し、大きいものでは径50-60cmくらいの株になります。葉は2-3回3出複葉で10-25cm、小葉は欠刻状に深裂します。
茎は赤味を帯び、太くてがっしりしており中空。
花は15-20mm、茎頂に多数付き、やまぶき色で、上下の花弁の先端部に紫色の斑があります。果実は狭披針形で2列に近い並び方で、数珠状になりません。

 

2020.2.19 更新
  • 全体
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  • 全体5
  • 花2
  • 花3
  • 花4
  • 実2
  • 葉2

キケマン-全体

丈は普通、50-70cmですが、1m近くなることもあります。
(2010.4 千葉県館山市)

キケマン-全体2

茎は基部で枝を分けて立ちあがります。
(2017.3 千葉県館山市)

キケマン-全体3

(2019.3 千葉県館山市)


キケマン-全体4

茎は赤くてとても太く、がっちりとしています。
(2010.4 千葉県館山市)

キケマン-全体5

(2017.3 千葉県館山市)


キケマン-花

花序もがっしりとして、多くの花が付きます。
(2010.4 千葉県館山市)

キケマン-花2

上下の花弁の先端はスプーン状で深く、下側の花弁は垂直に近い角度で
折れ曲がるのが他のケマンソウと少し違う点。(2014.4 千葉県館山市)

キケマン-花3

距が短いのも特徴。写真は咲き出しのもの。
(2017.3 千葉県館山市)

キケマン-花4

萼は膜質で早落しないようです。苞は狭披針形。
(2017.3 千葉県館山市)

キケマン-蕾

3月初旬では、咲いている株は1つもありませんでしたが、蕾を持ち始めていました。
(2018.3 千葉県館山市)

キケマン-実
「数珠状にならない」という表現は必ずしも的確ではないように感じましたが、
種子が互い違いに2列に並ぶ様子は確認できました。矢印は種子の位置。
基部に苞が残っています。(2010.4 千葉県館山市)

キケマン-実2

だいぶ熟した果実。
(2016.6 千葉県館山市)

キケマン-葉

葉は2-3回3出複葉と図鑑にありますが、2-3回羽状複葉に見えた。
(2010.4 千葉県館山市)

キケマン-葉2

葉裏。
(2017.3 千葉県館山市)

キケマン-茎

茎は太くてがっしりとしており、葉柄(写真の左に伸びるもの)も太く、
茎をがっしりと抱いている。(2016.6 千葉県館山市)

キケマン-冬

暖冬のせいか、思ったより大きくなっていた。
(2020.1 千葉県館山市)