ヤマエンゴサク Corydalis lineariloba

2024.4.11 更新

ヤマエンゴサク

分類
ケシ科 キケマン属
植生環境
山地
開花時期
4-5月 林内
地域
本州以南
特記
 -
特徴
オトメエンゴサク(以前、本州でエゾエンゴサクと呼ばれたもの)と並んで早春の山でよく見られるケマンソウ。
丈は10-20cm、葉は柄があって1-3回3出複葉、小葉は線形~卵形と変化が多く、更に3裂するものもあります。(オトメエンゴサクと同じ)
花は茎頂に多く付き、15-25mmで筒状、花色はふつう青紫色ですが変化があります。
備考
エングラー : ケシ科
類似種
オトメエンゴサク : 苞は全縁であることが多く、裂けても欠刻状にはならない。
キンキエンゴサク : 丈は15cm以下、下側花弁の凹み部分に白い縁取りがある。
撮影地
2011.4 山梨県忍野村  他

ヤマエンゴサク

太平洋側では、オトメエンゴサクより こちらのほうが多いようです。 (2009.3 東京都高尾山)


ヤマエンゴサク

苞は欠刻状に裂けます。 (2011.4 山梨県忍野村)


ヤマエンゴサク

下側花弁の凸状の膨らみはオトメエンゴサクほどには目立たない。 (2016.4 長野県辰野町 / 2024.4 茨城県筑波山)