ホソバオグルマ Inula linariifolia

2023.7.31 更新

ホソバオグルマ

分類
キク科 オグルマ属
植生環境
里 山地
開花時期
7-10月 湿ったところ
地域
関東 九州
特記
絶滅危惧2類
特徴
葉の幅が細く、上部でよく分枝して多数の花を付けるオグルマ。
丈は20-60cm、葉は5-10cm、幅6-10mmの線形~線状披針形で先が鋭く尖り、上部の茎葉も小さくなるが同形で、わずかに茎を抱くことがある。
頭花は茎頂に散房状に付き、径18-25mmとオグルマ等より小さく、総苞は半球形で総苞片は線形。
備考
エングラー : キク科
類似種
オグルマ : 上部の葉は長楕円形~披針状長楕円形、頭花は25-38mm。
サクラオグルマ : 上部の葉は狭披針形で幅1cm以上あるか長さ2-3cmと小型、中部の葉はやや茎を抱く。開花時に茎が赤みを帯びる事が多い。
撮影地
栃木県渡良瀬遊水地

ホソバオグルマ

上部では葉腋ごとに鋭角に分枝して多数の花を付けます。頭花は他のオグルマより小さく、18-25mmほど。


ホソバオグルマ

総苞は半球形。苞葉と見られる総苞片より少し長い葉状のものが基部に数枚見られた。


ホソバオグルマ

葉は線形~線状披針形、葉表は多少脈が浮き出る程度、葉裏はまばらに長毛が見られ、全体に短毛と小さな白い腺が見られた。