サワオグルマ Tephroseris pierotii

サワオグルマ

分類
キク科 コウリンカ属
植生環境
開花時期
4-6月 湿地
地域
東北以南
特記
 -
特徴
里の湿地などで見られます。
丈は50-80cm、葉や茎にクモ毛が多い。根生葉はロゼット状で多数あり、12-25cmのヘラ形、浅い鋸歯があり、柄があって、はじめクモ毛が密に見られます。茎葉は卵状披針形で茎を抱きます。
頭花は茎頂に散房状に6-30個付き、径3.5-5cm。蕾は茎や茎葉とともにクモ毛に包まれて出てきます。
備考
エングラー : キク科
類似種
オカオグルマ : 頭花は径2cm、中部以上の茎葉は目立たない。
撮影地
千葉市

サワオグルマ

本来は湿原などで見られますが、近所では休耕田が増え、それで適地であるようで、どんどん増え続けて、近年では田植え前の耕作田でも見られるようになりました。


サワオグルマ

頭花は6-30個が総状・・・やや散房状、散状に付き、径3.5-5cm。


サワオグルマ

総苞は鐘形、片は1列。


サワオグルマ

茎葉は卵状披針形。最初、くも毛が見られ、白っぽく見えます。葉裏には葉表よりもクモ毛が多い。


サワオグルマ

放棄された田んぼのヨシ原で群れる姿。かなり繁殖力の強い植物であることがわかる。