ヒメジョオン Erigeron annuus
 (品種) ボウズヒメジョオン

ヒメジョオン

分類
キク科 ムカシヨモギ属
植生環境
里 山地 亜高山
開花時期
6-10月 荒れ地 草地 市街地
地域
外来種 (北米原産)
特記
生態系被害防止外来種リスト掲載種
特徴
5月も末頃になると、ハルジオンがいつのまにか本種に変わっています。
丈は30-150cm、茎葉は卵形~倒披針形で薄く、先は尖り、まばらに鋸歯が見られます。根生葉は果期には見られません。茎は充実しています。
頭花は茎頂に散房状に付き、径1.5-2cm、舌状花は2-3列、総苞は皿形で総苞片は線状披針形で2-3列。
舌状花を欠くか、目立たないものはボウズヒメジョオンと呼ばれます。
備考
エングラー : キク科
類似種
ヘラバヒメジョオン : 茎は中部以下ではほとんど分枝せず、葉は小さくまばらでヘラ形。
ハルジオン : 花径が大きく、茎や葉に開出した軟毛が多い。蕾の時は花序全体が下を向きます。茎は中空。
撮影地
千葉市  長野県茅野市  山梨県笛吹市

ヒメジョオン

里ならどこにでも見られ、あって当たり前の感覚になっていますが、 日本の侵略的外来種ワースト100に数えられている植物。


ヒメジョオン

頭花は径1.5-2cmとハルジオンより少し小さい。蕾の時、花序全体がハルジョオンほどには下を向きませんが、蕾1つ1つは 下を向くようです。上部の葉は披針形。茎の毛は目立たない。


ヒメジョオン

総苞は半球形、片は線状披針形。


ヒメジョオン

茎葉は柄がなく披針形で粗い鋸歯が数対あります。


(品種) ボウズヒメジョオン f. discoideus

ボウズヒメジョオン

舌状花のほとんどないものはボウズヒメジョオン (f. discoideus) と呼ばれます。写真はやや微妙なのかもしれない。