ツガルオニアザミ Cirsium shimae


ツガルオニアザミ

分類
キク科 アザミ属
植生環境
山地
開花時期
5-6月 疎林の林縁
地域
青森 秋田
特記
 -
特徴
ハチマンタイアザミと良く似います。
オニアザミの仲間で最北で、且つ最大のもの。
丈は0.8-1.8m、根生葉が薄くて柔らか、刺が弱いのが特徴。長さ28-50cmと大きく、卵形~倒卵形で羽状に4-6対に中~浅裂します。茎葉は茎を抱きます。
花は2-3個が茎頂に下向きに咲き、総苞は碗形~鐘形で暗紫色。薄くクモ毛があり、片は7-8列で圧着し、外片は短い。腺体は発達してとてもよく粘りますがハチマンタイアザミほどではない。
備考
エングラー : キク科
類似種
ハチマンタイアザミ : 本種より全体に小さい。頭花は茎頂に2-3個程度。
オニアザミ :  頭花は茎頂に2-3個、総苞片6列、片は本種ほどは粘らない。
撮影地
2014.6 青森県白神山地

ツガルオニアザミ

総苞にクモ毛は少なく、よく粘ります。総苞片は7-8列。外片は短くて丸い。基部にごく小さな苞葉のようなものが複数付いています。 (2014.6 青森県白神山地)


ツガルオニアザミ

腺体は中片が特に大きくて長楕円形、外片にも見られましたが、ハチマンタイアザミほど大きくはない。クモ毛が少しありました。 (2014.6 青森県白神山地)


ツガルオニアザミ

根生葉は大きく、花期にも見られます。薄くクモ毛を布き、鋭い刺が見られない。 (2015.6 青森県白神山地)


ツガルオニアザミ

茎葉は羽状に4-5中~浅裂、、刺は弱く、基部は茎を抱きます。 (2014.6 青森県白神山地)