ジシバリ (イワニガナ) Ixeris stolonifera
 (型) ミヤマイワニガナ


ジシバリ

分類
キク科 タカサゴソウ属
植生環境
里 山地
開花時期
4-6月 日当たりの良いところ
地域
全国
特記
 -
特徴
春先、やや湿った田のまわりなどで見かけるお馴染みの花です。
茎は地を匍って拡がり、8-15cmほど花茎を立ち上げます。葉は卵形~広卵形で長い柄があり、葉身は1-3cm。
頭花は2-2.5cm、総苞は8-10mmで総苞片は線状披針形で外片は小さい。
山地以上の沢の砂礫地、岩場などで見られる匍枝を長く伸ばすものは、ミヤマイワニガナ と呼ばれますが、近年は分けない。
異説
ミヤマイワニガナを分ける見解もあり、その場合の学名のジシバリ(イワニガナ)は var. stolonifera、ミヤマイワニガナはvar. capillaris
備考
エングラー : キク科
類似種
オオジシバリ : 葉は倒披針形~ヘラ状楕円形、花がひとまわり大きく2.5-3cm。
撮影地
2016.5 新潟県柏崎市

ジシバリ

オオジシバリが田の畦など湿った所に多いのに対して、本種は普通の草地で見られます。 (2016.4 千葉市)


ジシバリ

花茎に頭花は1-数個、径2-2.5cmほど。総苞は8-10mm、片は2列、内片は小さく、5-8個。 (2016.4 千葉市)


ジシバリ

根生葉は長い柄があり、卵円形~広卵形。匍枝を出して広がる。 (2013.4 千葉市)


(型) ミヤマイワニガナ (var. capillaris = synonym)

ジシバリ

50cmに及ぶ長い匍枝を伸ばすのが特徴。明るい沢等の砂礫地などで見られる事が多い。(2008.8 北ア・八方)