ミネアザミ

top
キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
丈は0.7-2m、茎は上部で広角度に側枝を出します。葉は披針形~楕円形、または卵形で細かな鋸歯縁、時に浅く4-5裂します。基部は茎を抱きます。
頭花は上部に集散状に付き、上向きでやや小さい。総苞は鐘形、片は8-9列で外片が短く、針状で斜開します。腺体は内片にありますが痕跡的。

 

2017.10.1 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 全体4
  • 葉2
  • 初夏
  • <参考>
  • 同・花
  • 同・茎

ミネアザミ-全体

海岸や山地草原などで普通に見られました。
(2011.10 青森県 旧・三厩村)

ミネアザミ-全体2

咲き始めの株。
(2014.8 青森県 旧・三厩村)

ミネアザミ-全体3

側枝が広い角度でよく伸びている典型の姿。
(2014.8 青森県 旧・三厩村)

ミネアザミ-全体5

花盛りの状態。
(2015.8 青森県 旧・三厩村)

ミネアザミ-花

総苞片は針状で斜上し、8-9列。外片がやや短い。
(2015.8 青森県 旧・三厩村)

ミネアザミ-葉

葉は全縁に近い鋸歯斑だけでなく、中裂するものもあるそうです。
(2011.10 青森県 旧・三厩村)

ミネアザミ-葉2

中部以下の葉。羽状に4-5裂するものも見られます。
(2014.8 青森県 旧・三厩村)

ミネアザミ-茎

葉は茎を抱きますが、同所的にあるマルバヒレアザミの下部の葉の抱き方より浅い。
(2014.8 青森県 旧・小泊村)

ミネアザミ-初夏

同所的にあるマルバヒレアザミが咲いていた時期(7月上旬)の本種の姿。
まだ蕾も上がっていない。(2017.7 青森県 旧・三厩村)

ミネアザミ-参考
本種は本州は津軽地方のみの分布とされていますが、上北地域の海岸の段丘斜面にも
似たアザミが多数ありました。この近くには小さな漁港があり、もしかしたら何らかの理由で
かつて種子が運ばれて広まった可能性も否定出来ません。(2014.8 青森県六ヶ所村)

ミネアザミ-参考2

同村内にはタチアザミもありますが、湿性地でもない場所にあり、
他には考えられませんでした。(2014.8 青森県六ヶ所村)

ミネアザミ-茎

茎は葉を抱く抱き方も一緒。葉は多少長めの楕円形で鋸歯縁と羽状浅裂するものが半々。
(2014.9 青森県六ヶ所村)