オガアザミ

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
男鹿山地で見られる林内に多いアザミ。
丈は0.7-2mくらい、茎は下部ではあまり分枝せず、上部で広角度に側枝を出します。葉は倒卵状楕円形で羽状中~深裂、時に全縁、裂片は少し開出して鋭い刺が見られます。基部は茎を抱くが抱かないものもある。
頭花は枝先や葉腋に総状に付き、小型で下~横向き。総苞は狭筒形、片は9-10列で先端が開出し、少し反曲します。総苞外片は内片より短く卵形、内片は披針形。腺体はなく、粘らない。

 

2017.10.1 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 花3
  • 葉2

オガアザミ-全体

雰囲気はホソエノアザミによく似ていました。草姿がしっかりしている割に、
ブナの森の半日蔭を好む印象を持ちました。(2015.9 秋田県男鹿市)

オガアザミ-全体2

上部の葉は下部に比して間欠的で小さく、茎頂やその葉腋から細く短く伸びる枝に
花が付くという感じ。(2015.9 秋田県男鹿市)

オガアザミ-全体3

葉の付き方が中部に集まるというアシノクラアザミに似たタイプ。一瞬、喜びましたが、
葉の形状等が本種。残念。(2015.9 秋田県男鹿市)

オガアザミ-花

頭花はやや小型、総苞は狭筒形、総苞片は開出、反曲します。
(2015.9 秋田県男鹿市)

オガアザミ-花2

総苞片の開出部分が短いもの。
(2015.9 秋田県男鹿市)

オガアザミ-花3

総苞外片と中片の縁に、小さな刺、或いは毛のようなものが観察されました。
(2015.9 秋田県男鹿市)

オガアザミ-葉

葉は長楕円状披針形で裂片は欠刻状。
(2015.9 秋田県男鹿市)

オガアザミ-葉2

裂片の一部は開出し、先端は鋭い刺となっていました。
(2015.9 秋田県男鹿市)

オガアザミ-茎

葉の基部は茎を抱きます。
(2015.9 秋田県男鹿市)