ウゴトウヒレン

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
2015年に発表された新種で、従来ミヤマキタアザミとされていたものから分けられた種。
頭花が密集して付く、総苞片は長卵形で5列、中片と内片に白い毛が多く見られる等はミヤマキタアザミと共通ですが、総苞が太く緑色で、頭花が散房状に付き、苞葉がより長い等の違いが見られます。
葉は三角状~三角状卵形で基部はハート形、柄の翼は茎の翼に続き、茎の翼はミヤマキアアザミに比して幅が広い。

:第4次全滅危惧リストが発表された当時、本種はミヤマキタアザミとされており、ミヤマキタアザミが絶滅危惧2類とされているため、相当としました。

 

2016.2.17 作成
  • 全体
  • 全体2(鳥海)
  • 花2
  • 花3

ウゴトウヒレン-全体

頭花はミヤマキタアザミより密に、散房状に付きます。
(2012.8 秋田駒ヶ岳)

ウゴトウヒレン-鳥海

(2012.8 鳥海山)


ウゴトウヒレン-花

総苞は釣鐘形で緑色。花柄が短く、密集して付きます。基部に苞葉が付くのも特徴ですが、
ミヤマキタアザミやイワテヒゴタイにも同様の特長があります。(2012.8 秋田駒ヶ岳)

ウゴトウヒレン-花2

多いものでは頭花が7-8個ずつ付いていました。
(2012.8 秋田駒ヶ岳)

ウゴトウヒレン-花3

総苞にはクモ毛が見られ、総苞片5列、長卵形で基部の幅が広く、先端は尖って斜上します。
良く似たイワテヒゴタイの総苞片は狭長卵形でやや細い。(2012.8 秋田駒ヶ岳)

ウゴトウヒレン-葉

葉は三角状卵形で基部はハート形。茎には翼があります。
(2009.8 秋田駒ヶ岳)

ウゴトウヒレン-茎

下部の葉の柄の翼はそのまま茎の翼に続きます。翼は幅が広い。
(2012.8 秋田駒ヶ岳)