ホタルブクロ Campanula punctata var. punctata
(品種) ムラサキホタルブクロ (型) ハマホタルブクロ

2023.5.23 更新

ホタルブクロ

分類
キキョウ科 ホタルブクロ属
植生環境
里 山地
開花時期
6-7月 草地
地域
北海道南西部以南
特記
 -
特徴
丈は40-80cm、茎葉は互生で5-8cmの三角状卵形~披針形で不揃いの鋸歯があり、先は尖り基部はくさび型、翼のある柄があります。上部ではごく短いか無柄。
花は上部の葉腋に付き、花冠長さ4-5cm、白色で多少赤味を帯びるものも多く、赤紫色の斑点が見られます。萼の湾入部に反り返る付属体が付きます。
花冠が紫色のものはムラサキホタルブクロと呼ばれます。海岸にあって葉に厚みと光沢があり、全体に毛のないものはハマホタルブクロと呼ばれるが分けない。
備考
エングラー : キキョウ科
類似種
ヤマホタルブクロ : 萼の湾入部に付属帯がない。
撮影地
2023.5 千葉市  他 

ホタルブクロ

本種もヤマホタルブクロも同じようなところにあり、開花時期も同じ。ただし、東北北部以北では本種に限定されるようです。 (2009.6 千葉市)


ホタルブクロ

花冠の内側には毛が密生。萼片の間に反り返る付属帯がある。 (2008.7 岩手県盛岡市 / 2023.5 千葉市)

ホタルブクロ

葉は三角状卵形~披針形、柄に翼がある。 (2023.5 千葉市)


(品種) ムラサキホタルブクロ f. rubriflora

ハマホタルブクロ

花冠が紫色のもの。 (2008.6 千葉市)


(型) ハマホタルブクロ (var. litoralis nom. nud. = synonym)

ハマホタルブクロ

海岸型。葉が厚く強い光沢があり、萼や茎、葉面などにはほとんど毛がない。テリハホタルブクロ(f. lucida)と分類されるのかもしれないが、詳細がわからず保留した。 (2012.6 静岡県下田市)