イチリンソウ

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キンポウゲ科 Ranunculaceae
ふつう、1株に1輪だけ花をつけます。
茎は15-30cm、茎葉は柄があって輪生状に3枚付き3出複葉、時に5小葉に見え、小葉は更に羽状に裂け、鋸歯が見られます。根生葉は1-2回3出複葉で1回目の3出小葉には小葉柄があります。上から見ると茎葉3輪生と区別がつきにくい。
花は4cmほどと大きく、萼片5-6枚で花弁はありません。

 

2023.4.12 更新
  • 全体
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  • 花2
  • 花3
  • 蕾2
  • 蕾3
  • 葉2
  • 葉3
  • 芽だし
  • 芽出し2
  • 芽出し3
  • <参考>
  • 同・葉

イチリンソウ-全体

花は開花直後は少し小さく、その後4-5cmになります。
(2014.4 千葉市)

イチリンソウ-全体2

(2007.4 千葉市)


イチリンソウ-全体3

咲きはじめの花は小さく、径1.5-2cm。数日かけて次第に大きくなる。
(2017.4 千葉市)

イチリンソウ-全体4

ここの花はやや大きく、花が横を向いているのが印象的でした。
(2011.5 新潟県角田山)

イチリンソウ-花

花はニリンソウより大きく、普通4-5cmほど、花弁はありません。花弁に見えるものは萼。
(2023.4 千葉市)

イチリンソウ-花2

(2017.4 千葉市)


イチリンソウ-花3

はじめの頃は萼の裏側は赤味を帯びるものが多い。
(2017.4 千葉市)

イチリンソウ-蕾

茎葉が展開し始めると、小さな繭玉のような軟毛に覆われた蕾が
柄の基部の膨らみ部分の中から現れます。(2016.4 千葉市)

イチリンソウ-蕾2

茎葉が完全に展開した状態。蕾が3枚の葉の中央にちょこんと載ったような姿になる。
(2014.4 千葉市)

イチリンソウ-蕾3

花柄が伸び始めた状態。若い蕾の時、萼には毛が密生していました。
(2016.3 千葉市)

イチリンソウ-葉

茎葉は3出複葉で羽状に裂け、3輪生。
(2017.4 千葉市)

イチリンソウ-葉2

葉柄の基部は膨らみ、苞の役割を果たしています。
(2009.4 千葉市)

イチリンソウ-葉2
根生する葉は伸びた根茎のどこかに付きます。
上から見ると花のない茎葉と 見分けにくいですが、小葉の基部は膨らまないので、茎葉の3輪生と区別することができます。(2017.4 千葉市)

イチリンソウ-芽だし

根生葉の芽だし。「葉」の部分はまだ土の中。
(2018.2 千葉市)

イチリンソウ-芽出し2

根生葉の芽出し
(2023.3 千葉市)

イチリンソウ-芽出し3

茎葉は遅れて出てきます。葉柄の基部の膨らみで区別できる。この部分に蕾が隠されていて、萼の外側の白毛が少し覗いています。(2016.3 千葉市)

イチリンソウ-参考

2輪咲きのもの。一方の花が小さく、葉の様子も違う。
(2017.4 千葉市)

イチリンソウ-参考2
よく見ると、葉は6枚ある。(写真A1-B3までが葉柄、fA,fBが花柄。
A3の柄は写っていない) 3輪生2段が偽輪生していて、A1-A3はfAの花の葉、
B1-B3はfBの花の葉ではないかと思う。(2017.4 千葉市)