コミヤマハンショウヅル

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キンポウゲ科 Ranunculaceae
高山で見られるハンショウヅルで、ミヤマハンショウヅルの変種。
ツル性植物で、葉は1回3出複葉、小葉は3深裂~全裂し、裂片は卵状披針形で先か尖ります。
花はミヤマハンショウヅルと同じで、新枝の先に数対の葉を伴って付き、鐘形で下向き。花弁に見える3cmほどの赤褐色の卵形の萼4枚、その内側に雄しべが変化したヘラ形の淡黄色い花弁が多数あります。

 

2016.2.9 更新
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コミヤマハンショウヅル-全体

(2008.7 岩手県早池峰山)


コミヤマハンショウヅル-全体2

(2013.6 秋田県駒ヶ岳)


コミヤマハンショウヅル-全体3

秋田駒ヶ岳のものが、典型に近いようです。
(2008.6 秋田県駒ヶ岳)

コミヤマハンショウヅル-花

萼4枚は、完全には開きません。花弁は萼の内側に見えている
白く毛が見られるもので多数。(2013.6 秋田県駒ヶ岳)

コミヤマハンショウヅル-花2

(2013.6 秋田県駒ヶ岳)


コミヤマハンショウヅル-葉

葉が3深裂しますが、この写真の場合は頂小葉は3全裂。
(2012.7 岩手山)

コミヤマハンショウヅル-全体3

早池峰山のものはわかりにくいものが多く、一見頂小葉に柄があるように
見えるものが多くありました。(2008.6 早池峰山)

コミヤマハンショウヅル-葉2

早池峰山1の株の拡大。よく見れば3全裂であることがわかります。
(2008.7 早池峰山)