ミヤマカラマツ

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キンポウゲ科 Ranunculaceae
カラマツソウと良く似ています。
丈は30-80cm、葉は2-3回3出複葉で、小托葉がなく、小葉は1.5-8cm、先端がやや尖ります
花は散房状に多数付き、径8mmで白~淡いピンク色を帯び、花糸は膨らんで葯より太い。萼は早落性。
良く似たカラマツソウは葉の先端が丸く、小托葉があります。

 

2017.6.5 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 葉2
  • 葉3
  • 葉4

ミヤマカラマツ-全体

小葉の形でカラマツソウと区別できますが、小托葉の有無を確認すると確実。
(2013.8 長野県白馬村)

ミヤマカラマツ-全体2

東北の中級山岳では、6月末頃から見られます。
(2015.6 岩手県早池峰山)

ミヤマカラマツ-全体3

赤く見えるのは若い果実。
(2008.7 長野県白馬岳)

ミヤマカラマツ-花

このように赤味を帯びるものもあります。
(2008.7 岩手県早池峰山)

ミヤマカラマツ-花2

花糸は先端がふくらみ、その先に花糸よりすこし細くて白い葯が付きます。
(2017.5 青森県西目屋村)

ミヤマカラマツ-実

(2018.7 北ア・八方尾根)


ミヤマカラマツ-葉

葉は2-3回3出複葉、小葉は裂けるものが少なく、全体として楕円~卵形になります。
小托葉はありません。写真は綺麗に3回裂けています。(2015.6 岩手県早池峰山)

ミヤマカラマツ-葉2

2回3出複葉のもの。小葉が3裂でした。
(2017.5 青森県西目屋村)

ミヤマカラマツ-葉3

葉裏の脈はあまり浮き出ない。
(2017.5 青森県西目屋村)

ミヤマカラマツ-葉4

小托葉はありません。
(2017.5 青森県西目屋村)