ミヤマトリカブト

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キンポウゲ科 Ranunculaceae
北アルプスなどで最もよく見られる花柄が屈毛のトリカブト。
丈は0.5-1m以下と低く、葉は6-13cmで3中~深裂し、側裂片は更に浅裂し、裂片は粗く切れ込みます。
花は散房状に付き、上顎片の嘴は長く伸びます。雄しべ、雌しべともにふつうは無毛、萼の外側には屈毛が見られ、花柄にも屈毛が密生します。
変種・ミョウコウトリカブトは雄しべ・雌しべに毛が見られます。

 

2015.2.5 更新
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  • 花柄

ミヤマトリカブト-全体

この山はヤチトリカブトかと思っていましたが、本種しか見つかりませんでした。
(2013.8 長野県雨飾山)

ミヤマトリカブト-全体2

頂上稜線のやや風当たりの強い所で見られたもの。丈が1m前後で葉腋間が詰まって
がっしりした感じでした。(2013.8 長野県雨飾山)

ミヤマトリカブト-全体3

白馬岳葱平など、8月下旬の北アの代表花の1つです。
(2009.8 白馬岳)

ミヤマトリカブト-花

雄しべの花糸は無毛。
(2009.8 白馬岳)

ミヤマトリカブト-花柄

花柄の毛は屈毛。
(2013.8 長野県雨飾山)

ミヤマトリカブト-葉

葉は3深裂、側裂片が2裂し、更に細かく鋸歯状に裂けます。
(2013.8 長野県雨飾山)