モミジカラマツ / ミョウギモミジカラマツ

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キンポウゲ科 Ranunculaceae
丈は30-60cm、根生葉は1-3個あり、円形~半円形で径5-30cm、掌状に7-9中~深裂し、欠刻状の鋭い鋸歯が見られます。茎葉は3-7裂で上部の茎葉には柄がない。
花は散房状に付き、径1-1.3cm、花糸は先にいくほど少し太くなり、先に白い葯が付きます。

 「日本の野生植物」ではミョウギモミジカラマツを含みます。

 

2018.7.23 更新
  • 全体
  • 全体2
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  • 花2
  • 葉2
  • 葉3
  • ミョウギモミジカラマツ
  • 同・花
  • 同・葉

モミジカラマツ-全体

葉が掌状に裂けるカラマツソウ。
(2008.7 栂池)

モミジカラマツ-全体2

(2015.7 岩手県八幡平)


モミジカラマツ-全体3

(2018.7 中ア・木曽駒ヶ岳)


モミジカラマツ-花

よく見ると菊の花のような綺麗な花です。花糸は先のほうがやや太く、
その先にそれと同じかやや大きく白い葯が付きます。(2008.6 秋田駒ヶ岳)

モミジカラマツ-花2

(2018.7 中ア・木曽駒ヶ岳)


モミジカラマツ-実

(2015.7 岩手県八幡平)


モミジカラマツ-葉

根生葉。盾状に付き、掌状に7-9中~深裂。
(2015.7 岩手県八幡平)

モミジカラマツ-葉2

葉裏。
(2017.7 青森県白神山地)

モミジカラマツ-葉3

茎葉。
(2018.7 中ア・木曽駒ヶ岳)

モミジカラマツ-茎

上部の茎葉は柄が短い。更に上部では無柄となります。
(2015.7 岩手県八幡平)

ミョウギモミジカラマツ-全体
3中~深裂する葉の、それ以上の裂け方が浅いのが特徴のミョウギモミジカラマツと呼ばれるもの。モミジカラマツのsynonymであるという意見もあります。断崖から水がしたたり落ちるような所で見られました。(2011.7 群馬県妙義山)

ミョウギモミジカラマツ-花

花はふつうのモミジカラマツと同じような感じ。
(2011.7 群馬県妙義山)

ミョウギモミジカラマツ-葉

根生葉の柄がかなり長く、葉があまり細かく裂けていない印象です。
裂片同士がピタッと隙間なく合わさる印象もありました。(2011.7 群馬県妙義山)