サンチュウトリカブト

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キンポウゲ科 Ranunculaceae
2019年に発表されたトリカブトの新種。コウライブシに似ています。
丈は80-120cm、葉は5角状で3中~深裂し、側裂片は2裂、裂片の鋸歯は粗くて浅く、先は丸みを帯びます。葉裏脈上や柄にやや長い開出毛が見られます。
花柄の毛は開出毛と腺毛。上萼片は小ぶりで嘴部が短く、花弁舷部が太くて長く、距は強く巻きます。雄しべには多少毛が見られます。
周辺地域で見られるセンウズモドキは、葉は基部付近まで裂けて鋸歯は鋭く、葉裏の毛はふつう屈毛、花柄に開出毛に加えて屈毛があり、上萼片の嘴部は尖ります。

 

2019.9.17 作成
  • 全体
  • 花2
  • 花3
  • 葉2
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サンチュウトリカブト-全体

石灰岩混じりの岩場からやや下垂気味に見られましたが、咲いていたのは
これ1株だけでした。(2016.9 群馬県)

サンチュウトリカブト-花

上萼片はやや小さく見え、嘴部は小さくて尖りが見られなかった。
(2016.9 群馬県)

サンチュウトリカブト-花2

雄しべには毛がまばらに見られました。
(2016.9 群馬県)

サンチュウトリカブト-花3

花柄には開出する毛が密生し、腺毛が混じるようです。
屈毛などは混ざっていなかった。(2016.9 群馬県)

サンチュウトリカブト-葉

葉は5角状で3中~深裂、側裂片が2裂、それ以上はあまり裂けず、
鋸歯は粗くて浅く、丸みを帯びた印象。(2016.9 群馬県)

サンチュウトリカブト-葉2

葉柄や葉裏脈上にやや長い毛が見られました。
(2016.9 群馬県)

撮影(2016.9)は正式な発表前に情報を得て行いました。

本種発表(2019.6)後、知人を通じて、発見者である群馬県立自然博物館・大森先生にご覧いただき、本種と確認していただきました。