ツクバトリカブト / (型) ハチブセウズ

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キンポウゲ科 Ranunculaceae
関東を中心に広域で見られる花柄が屈毛のトリカブト。
丈は0.6-1.5m、葉は3全裂し、側裂片は2深裂、葉の両面と葉柄に屈毛が見られます。
花は散房状に付き、長さ3.5-4cm、上顎片の嘴がやや短いものが多い。雄しべはふつう有毛、萼の外側と花柄に屈毛が多く見られます。
関東の平野部、長野県の中・北部、さらに、三陸の海寄りの地域も本種。

 

2021.10.21 更新
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  • 花2
  • 花3
  • 花4
  • 葉2
  • 葉3
  • 葉4
  • 葉5
  • 白花
  • ハチブセウズ
  • 同2
  • <参考全体
  • <参考>花

ツクバトリカブト-全体

林縁などでは斜上し、花の重さでこのように・・・。
(2017.10 千葉市)

ツクバトリカブト-全体2

(2017.10 千葉市)


ツクバトリカブト-全体3

(2021.10 千葉市)


ツクバトリカブト-花

(2021.10 千葉市)


ツクバトリカブト-花

(2021.10 千葉市)


ツクバトリカブト-花2

花糸にはふつう毛があります。
(2016.8 長野県北八ヶ岳)

ツクバトリカブト-花3

花弁の距は短めで太い。
(2011.11 千葉市)

ツクバトリカブト-花4

花柄には屈毛が見られます。萼にも見られた。
(2016.8 長野県北八ヶ岳)

ツクバトリカブト-実

(2017.10 千葉市)


ツクバトリカブト-実

毛はほとんど見られません。
(2012.11 千葉市)

ツクバトリカブト-葉

葉は大きく、3全裂し、更に裂けます。
(2011.10 千葉市)

ツクバトリカブト-葉柄

葉柄には屈毛があり、葉脈にも見られます。同様の毛はオクトリカブトにもありますが、
ヤマトリカブト
にはない。(2016.8 長野県北八ヶ岳)

ツクバトリカブト-葉3

葉表にも毛が少し見られます。
(2017.10 千葉市)

ツクバトリカブト-葉4

根生葉。
(2014.3 千葉市)

ツクバトリカブト-葉5

根生葉の表面や縁には毛が多く見られました。
(2016.3 千葉市)

ツクバトリカブト-茎

葉柄でも見られた微細な屈毛は、茎でも見られます。左上手前のボケているのが葉柄。
真ん中は花序柄でやはり屈毛がある。(2016.10 千葉市)

ツクバトリカブト-白花

普通の色のものに混ざって1株だけ白花を付けていました。
(2013.9 長野県霧ヶ峰)

ツクバトリカブト-全体3

草原などで直立する型は以前はハチブセウズ(A. rectissimum) と
呼ばれていましたが、今は分けない。(2010.8 長野県霧ヶ峰)

ツクバトリカブト-全体4

(2009.8 長野県北八ヶ岳)


ツクバトリカブト-変化

葉は全裂していますが、裂片がやや太く、オクトリカブトとの交雑の可能性があるもの。
この近隣市町村のオクトリカブト同様、花色が赤紫色。(2013.10 青森県階上町)

ツクバトリカブト-変化

別の場所にあった同じタイプの花。いずれでもツクバトリカブトを100%確信できるものを
探しましたが、見つからなかった。(2014.9 青森県階上町)