ヒメキンポウゲ Halerpestes kawakamii


ヒメキンポウゲ

分類
キンポウゲ科 ヒメキンポウゲ属
植生環境
海岸
開花時期
6-7月 河口の砂礫地 湧水のある岩場
地域
青森 秋田 岩手 (宮城)
特記
絶滅危惧2類
特徴
汽水域の水際で見られる小さな植物。
丈は5-12cm、匍匐枝を伸ばして増えます。葉は全て根生し1-3cmで無毛、長柄があり、卵状楕円形で先端が3裂、裂ける深さはまちまち。
花は6-8mmで花茎に多くは1つ、最大3つ、花弁5、萼片5で萼片は花弁より短い。集合果は球形で4mm。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
 
撮影
2013.6 青森県A  他

ヒメキンポウゲ

丈は5cm。花は花茎に1-3個。この場所は、日当たりが良く、海岸の岩場の窪地で海水面から約3mほど、湧き水がしみ出しているような場所でした。 (2013.6 青森県A)


ヒメキンポウゲ

この場所は、河口付近に出来た沼のほとりで、日常的に霧が発生しやすく、満潮時にはギリギリ水に浸るような場所でした。下は砂地。 (2013.6 青森県C)


ヒメキンポウゲ

花は径6-8mmほど、花弁5は互いに重なり合わない。萼片5は花弁より短い。球形に集まった集合果が目立ちます。雄しべはキンポウゲ属ほどには多くはない。 (2013.6 青森県C)


ヒメキンポウゲ

葉は全て根生、無毛で先端が3裂しますが深さは様々。 葉全体が赤味を帯びたり、濃い褐色の斑が 不規則に入るものをよく見ます。 (2013.6 青森県A)