ヒメリュウキンカ Ficaria verna

2024.4.11 更新

ヒメリュウキンカ

分類
キンポウゲ科 フィカリア属
植生環境
開花時期
2-4月 草地
地域
外来種 (欧州原産)
特記
 -
特徴
園芸用として輸入され、最近逸出しているようです。リュウキンカとよく似ていますが、普通の草地で見られます。大型と小型のものがあるようです。
根生葉は多数で長柄があり全縁、広卵形で基部は深い心形、茎葉は1枚で柄があります。
花は2.5-4cm、花茎に1輪のみで萼が3-5個程度あり、花弁は概ね10枚。
八重や白花といった園芸品種もあり、逸失もしている。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
リュウキンカ : 花弁に見えるものは萼で5-7個、葉は円心形~腎円形。
撮影
2012.3 千葉市

ヒメリュウキンカ

大型のものと小型のものがあり、この写真はおそらく大型のもの。リュウキンカによく似ていますが、花茎が太く、1輪しかつかない。花弁があるのもリュウキンカ属との違い。 (2017.3 千葉市)


ヒメリュウキンカ

花弁は概ね10枚で強い光沢があります。萼片は4-5つ程度のようです。リュウキンカは花弁に見えるものは萼。茎葉は1つで柄は茎に流れる。 (2024.3 / 2012.3 千葉市)


ヒメリュウキンカ

葉は丸みを帯びた5角形で、基部は心形。 (2012.3 千葉市)


花や葉が小型のもの

ヒメリュウキンカ

花や葉が小型。花弁も細井ものが多い。 (2022.4 千葉県四街道市)


(園芸品種) サーモンスホワイト cv. salmon's white

ヒメリュウキンカ

花色が白に近いもの。人里から数km離れた自然林の山中に逸失していて驚いた。葉に白い斑も見られた。 (2024.4 茨城県筑波山)