ツクモグサ Pulsatilla nipponica


ツクモグサ

分類
キンポウゲ科 オキナグサ属
植生環境
高山
開花時期
5-7月 草地
地域
北海道(利尻・芦別他) 本州(雪倉・白馬・八ヶ岳)
特記
絶滅危惧1B類
特徴
春、まだ他の多くの花が咲き出す前の高山で見られます。
丈は15-20cm。茎や葉、萼には始め軟毛が密生します。根生葉は長柄があり、3出複葉で小葉柄を挟んで更に2回羽状に裂けます。茎葉は茎頂に3輪生、掌状に深裂し、柄はないか、あっても短い。
花は茎頂に1つで上向きに咲き、花径3.5cm、花弁はなく、萼片は6枚で外側は毛が密生し、内側はクリーム色。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
オキナグサ : 丈は30-40cm、葉は2回3出複葉、花はエンジ色で下向きに咲く。
撮影
2014.6 長野県

ツクモグサ

寒気が入った上に薄曇りでなかなか開かず、3時間待って、ようやくいくつかが 開いてくれました。本当はもう少し開いて杯状になる。 (2014.6 長野県)


ツクモグサ

茎葉は3輪生で掌状に深裂しています・・・が、このような状態でわかりにくい。 (2014.6 長野県)


ツクモグサ

咲き始めの状態。花弁に見えるものは萼で6-8枚。花弁はない。 (2014.6 長野県)