ハクサンイチゲ Anemone narcissiflora subsp. nipponica
(品種) ミドリハクサンイチゲ

ハクサンイチゲ

分類
キンポウゲ科 イチリンソウ属
植生環境
高山
開花時期
6-8月 乾いた草地
地域
中部以北
特記
 -
特徴
アルプスなど、高山の花ではおなじみの花。 丈は15-40cm。茎葉は無柄で4輪生しそれぞれ2-3回深裂、更に裂け、裂片の先は尖る。根生葉は長柄があり、3出複葉でさらに2-3裂。
花は2-2.5cm、2-5個が散形状に付く。花弁に見えるものは萼で5-7個、花弁はない。花が終わると果柄は伸びる。 花が緑色を帯びたものはミドリハクサンイチゲと呼ぶ。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
エゾノハクサンイチゲ : 葉の最終裂片の幅が広く、先は鈍頭で先端部のみ尖る。
撮影
2011.7 南ア・北岳  他 

ハクサンイチゲ

中部山岳ではおなじみの植物。比較的早い時期に咲きますので、夏山シーズンに入ると終わりかけのことも・・・。 (2011.7 南ア・北岳)


ハクサンイチゲ

花弁に見えるのは萼片で5-7個。 (2014.6 長野県八ヶ岳)


ハクサンイチゲ

根生葉は長柄があり、3出複葉でさらに2-3裂。茎葉は4枚が同じ所から無柄で出て、さらに2-3回深裂し、更に細かく裂けます。いずれも裂片は尖ります。 (2011.7 南ア・北岳)


(品種) ミドリハクサンイチゲ f. viridis

ミドリハクサンイチゲ

花が黄緑色のものは、ミドリハクサンイチゲと呼ばれます。 (2011.7 南ア・北岳)