ウゼントリカブト Aconitum okuyamae


ウゼントリカブト

分類
キンボウゲ科 トリカブト属
植生環境
山地
開花時期
8-9月 草地
地域
青森を除く東北
特記
 -
特徴
奥羽山脈の山麓や東北の低山に多いトリカブト。花柄の毛が開出毛のグループ。
葉は3深裂し、側裂片は2裂、それぞれの裂け目は接していて隙間があまりありません。
分枝した枝があまり伸びず、花柄が短いので、花が密に付いているように見えます。花弁の距が短く、屈曲します。花糸は有毛、萼と花柄には開出した単純毛と腺毛が見られます。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
センウズモドキ : 葉は5角形状で3深裂側裂片2裂。
オクトリカブト : 花柄の毛は屈毛のみ。
撮影地
2012.8 宮城県白石市  他

ウゼントリカブト

上萼片は浅め、花柄が短く花が密に付いて見える。萼外側には開出した毛が多く見られた。 (2012.8 山形県上山市)

ウゼントリカブト

花糸は有毛でしたが、無毛のものもあるそうです。 (2012.8 山形県上山市)

ウゼントリカブト

花柄には開出毛に腺毛が混じる。 (2012.8 宮城県白石市)


ウゼントリカブト

果実はほぼ無毛。花柱部分も無毛。 (2012.9 山形県上山市)


ウゼントリカブト

葉は掌状に深裂し、裂け目は接しています。 (2012.8 宮城県白石市)