セリバヒエンソウ Delphinium anthriscifolium

2023.4.12 更新

セリバヒエンソウ

分類
キンポウゲ科 ヒエンソウ属
植生環境
里 山地
開花時期
4-5月 林縁等
地域
外来種 (中国原産)
特記
 -
特徴
近年、近郊の林縁などでよくみかけるようになりました。一見ケシ科のケマンソウの仲間にも見えます。
丈は15-40cm、根生葉は2-3回羽状又は3出複葉ですが、花期には見られません。茎葉は2-3回3出複葉で、小葉は菱状卵形で更に欠刻状に裂けます。
花は茎頂に総状に数個ずつ付き、長さ2cm、花弁状の萼片5枚が放射状に平開し、うち、背後の1枚は長い距に続きます。花弁4枚のうち2つは重なるように立ち上がり、2つは先端が裂け、花柱と雄しべ10を覆うように付きます。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
ヒエンソウ : 丈は1mほどになり、葉の最終裂片は線形、花は径2.5cm。
撮影
2013.4 千葉市  他

セリバヒエンソウ

 (2023.4 千葉県四街道市)


セリバヒエンソウ

花弁状に開いているのは萼で、花弁は長い距に繋がる中央の部分で、距の部分は外側を萼が覆っている。 (2023.4 千葉県四街道市)


セリバヒエンソウ

矢印が花弁。 (2018.4 千葉市)


セリバヒエンソウ

茎葉は2-3回3出複葉、小葉は更に細かく裂けます。 (2018.4 千葉市)