ムラサキシキブ Callicarpa japonica var. japonica

2023.10.25 更新

ムラサキシキブ

分類
シソ科 ムラサキシキブ属
植生環境
里 山地
開花時期
7-8月 林内 林縁
地域
全国
特記
 -
特徴
丈は3mくらいになる低木。
枝は斜上ぎみに伸び、無毛に近いですが、始めは星状毛が見られます。葉は長楕円形で先が尾状に尖り、基部は狭いくさび形、鋸歯は細かいものが多く、元近くまであります。
花(実)はコムラサキよりややまばらに付きます。花柄は葉腋または僅かに上から出ます。萼は無毛に近い。果実は径3mm。
備考
エングラー : クマツヅラ科
類似種
オオムラサキシキブ : 全体にがっしりしていて、葉も大きく、花(果実)も多数付く。
コムラサキ : 葉の鋸歯が上半にしかなく、枝が伸びて先が垂れる。果実は本種より少し大きく密に付く。
撮影地
2016.6 千葉県鴨川市  他

ムラサキシキブ

前年枝の葉腋毎に側枝をよく出すが、コムラサキほどには伸びない。花序はコムラサキよりやや大きいように感じる。 (2023.6 千葉市)


ムラサキシキブ

萼は無毛に近い。 (2016.6 千葉県鴨川市 / 2019.6 千葉市)


ムラサキシキブ

果期。10-11月に熟します。 (2021.10 千葉市)


ムラサキシキブ

果実は約3mm。 似たコムラサキへに比して僅かに小さい印象。柄は葉腋、または少し上から伸びます。 (2019.11 千葉県四街道市)


ムラサキシキブ

葉は対生し、長楕円形で先は尾状になり、基部はくさび型。鋸歯は基部付近まであります。 (2016.6 千葉県鴨川市)


(虫こぶ) ムラサキシキブハケタマフシ

ムラサキシキブ

ハリオタマバエの一種による虫えい。果実が肥大し、紫色にならない。