カリガネソウ

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シソ科 Lamiaceae
クマツヅラ科 Verbenaceae
丈は1mほど、茎には4稜があります。葉は8-13cmの広卵形で、先は鋭頭、鋸歯があり、柄があります。
花は葉腋から伸びた柄に集散状に付き、花冠長さ8-10mm、花の形は独特で、5裂し、下側の裂片が大きく上に反り返り、上に長く伸びた雄しべと花柱は下に反り返っています。

 

2021.10.8 更新
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カリガネソウ-全体

花の形が面白く、わかりやすい植物。写真はヤマノイモの葉が絡まっている。
(2016.8 岩手県岩泉町)

カリガネソウ-全体2

(2021.10 千葉県大多喜町)


カリガネソウ-全体3

山地の花のように感じますが、都市郊外の森などでも見られるようです。
(2013.9 神奈川県横須賀市)

カリガネソウ-全体4

(2021.10 千葉県大多喜町)


カリガネソウ-花

雄しべのカーブと花冠の下側裂片のカーブを延長すると綺麗な楕円になります。
(2013.9 神奈川県横須賀市)

カリガネソウ-花2

(2016.8 岩手県岩泉町)


カリガネソウ-花3

花柱と花糸は途中まで合着。雄しべは長短各2、花柱は2裂します。
(2016.8 岩手県岩泉町)

カリガネソウ-花4

花冠筒部に開出した毛が、花柄に腺毛が見られましたが、
萼の毛は短くて少ないようです。(2016.8 岩手県岩泉町)

カリガネソウ-蕾

開花間近の蕾。あの長い雄しべはどう収納されているんだろうと思いました。
(2013.9 神奈川県横須賀市)

カリガネソウ-葉

葉は広卵形で先は長く尖ります。
(2008.9 群馬県谷川岳)

カリガネソウ-葉2

(2021.10 千葉県大多喜町)


カリガネソウ-葉3

葉裏。毛は見られなかった。
(2021.10 千葉県大多喜町)

カリガネソウ-茎

茎は断面が四角形。写真は上部の葉で、柄は短い。
(2013.9 神奈川県横須賀市)