フユザンショウ Zanthoxylum armatum var. subtrifoliatum

2022.10.4 更新

フユザンショウ

分類
ミカン科 サンショウ属
植生環境
山地
開花時期
4-5月 林内 岩場
地域
関東以西
特記
 -
特徴
1.5-3mの常緑低木。樹皮には小さな皮目があり、いぼ状の突起があり、先に長く鋭い刺があります。
葉は葉は9-14cmの奇数羽状複葉で小葉は3-7個の長楕円形~広披針形、葉軸に翼が見られます。
雌花は花柱2-3、心皮は花柱と同数、花被片8。果実は径5mmの卵球形。雄花は雄しべ8で花被片も8で雌花の花被片より長いとされるが、日本では雄花は確認できず、雌花のみで単為生殖すると見られます。
基準変種は熱帯~亜熱帯性で日本にはない。
備考
エングラー : ミカン科
類似種
 
撮影地
2019.4 千葉市  他

フユザンショウ

本来は常緑ですが、北限に近いせいか、前年の葉は残っていなかった。花は目立たない。 (2019.4 千葉市)


フユザンショウ

雌花。2個の分果からなり、花柱も2個、花被片は8個。日本には雄株はないとのこと。 (2019.4 千葉市)


フユザンショウ

果実は径5mmで赤く熟します。  (2022.10 茨城県常陸太田市)


フユザンショウ

葉は1-3対の小葉からなる奇数羽状複葉、軸に翼が見られます。 (2019.4 千葉市)


フユザンショウ

枝には基部が大きくいぼ状に膨らんだ鋭く長い刺があり、樹皮には小さな皮目が見られます。小枝では対生するように付いていた。 (2019.4 千葉市)