イヌコモチナデシコ (ミチバタナデシコ) Petrorhagia dubia

2022.5.6 更新

イヌコモチナデシコ

分類
ナデシコ科 イヌコモチナデシコ属
植生環境
開花時期
4-5月 道ばた 礫地
地域
外来種 (欧州原産)
特記
 -
特徴
丈は20cmほど、基部で分枝し、若い茎には毛が多い。葉は茎の下部のみ目立ち、線形で基部は鞘状になって茎に沿い、対生する2枚が合着します。鞘状の部分は葉の幅より明らかに長い。
花は2cmほどの淡ピンク色で、茎頂に付く大きな紡錘状の苞から次々と花を付けます。種子には突起が見られます。
付記
従来の見解(Petrorhagia nanteuilii)は誤りとされ、新たにミチバタナデシコの名で発表されている。(わたしたちの自然史 no. 132: 1-5 (2015))。が、「イヌコモチナデシコ」の名は周知されており、暫定的に和種名は従来通りとした。(Y-listも同様の掲載)
備考
エングラー : ナデシコ科
類似種
 
撮影地
2022.5 千葉県東庄町  他

イヌコモチナデシコ

茎の上部の葉は鞘部しかなく、長楕円形の大きな苞が付き、そこから複数の花が付く。 (2022.5 千葉県東庄町)


イヌコモチナデシコ

花序の基部は紡錘状に膨らんだ大きな苞になっていて、そこから複数の花が出ます。花は一度に咲かない。花弁の先は凹む。 (2016.7 千葉市)


イヌコモチナデシコ

葉は対生で下部は茎に沿い基部は合着しています。鞘状の部分は葉の幅より明らかに長い。節間が無毛のものと毛が密にあるものがある。 (2016.6 千葉市)


イヌコモチナデシコ

花期にも根生葉が見られる。