オオヤマフスマ Arenaria lateriflora


オオヤマフスマ

分類
ナデシコ科 オオヤマフスマ属
植生環境
海岸 里 山地
開花時期
5-8月 草地 道ばた
地域
全国
特記
 -
特徴
高原などでよく見られる花。雌性両全性異株。
丈は10-20cm、葉は広楕円形から倒披針形、先は鈍く、3脈あり、柄はありません。葉裏脈上に毛が見られます。茎には短毛が密生します。
花は頂生または葉腋から伸びた柄の先に1つずつ付き、1cm、花弁の先端は丸く、裂けない。萼片は卵形で花弁より短い。花糸に毛が多く見られます。
花糸が著しく短く花粉を持たない雌性花のみを付ける雌性株があります。
備考
エングラー : ナデシコ科
類似種
 
撮影地
2015.5 青森県八戸市  他

オオヤマフスマ

山地の日当たりの良い草地で初夏によく見られる植物。多くは両性株ですが、北東北ではしばしば雌性株に出会います。 (2016.5 岩手県二戸市)


オオヤマフスマ

両性花。花糸に毛ず見られます。萼片は卵形、柄に短毛があり、萼片にも見られます。花弁は裂けない。 (2015.5 青森県八戸市)


オオヤマフスマ

雌性花。花糸はごく短く、小さな葯が付いていますが花粉はない。花径は少し小さい印象。北東北ではあちこちで見られました。 (2015.5 青森県八戸市)


オオヤマフスマ

葉は長楕円形~楕円形、葉や茎には毛が多く見られます。 3脈がありますが、上部の若い葉ではほとんどわかりませんでした。 (2015.5 青森県八戸市)