カントウマユミ (ユモトマユミ) Euonymus sieboldianus var. sanguineus

2023.11.4 更新

カントウマユミ

分類
ニシキギ科 ニシキギ属
植生環境
里 山地
開花時期
5-6月  
地域
全国
特記
 -
特徴
よく似たマユミと分布は同じで紛らわしい。
丈は3-5mほど、時に10mくらいになることもあります。茎は緑色で4稜はあるが翼はなく、葉は長さ5-15cmの長楕円形、縁には細かな鋸歯が見られ、葉裏脈上に突起状の毛のある。
花は1つの花序に1-7個付き、径1cmで緑白色。果実は1cmほどの倒三角形で4稜があり、ピンク色、熟すと4裂して赤い仮種皮にくるまれた種子がぶら下がります。
備考
エングラー : ニシキギ科
類似種
マユミ : 葉の両面が無毛。
コマユミ : 花弁が短くて花が径7mm程と小さい。果実は2分果で稜がない。
撮影地
2021.6 栃木県日光市  他 

カントウマユミ

花はコマユミにも似ていますが、花がひとまわり大きい。果期は果実に稜があることで見分けは容易。 (2018.5 千葉市)


カントウマユミ

花径は1cm、花弁4でコマユミより花弁が長い。雄しべは4、花柱1。萼片は内側と外側で少し形が違うようです。 (2018.5 千葉市)


カントウマユミ

果実は十字型にくびれるものもあれば四角形のものもある。いずれにも4稜があり、稜の部分が裂開して4裂。仮種皮は朱色。 (2023.11 / 2020.10 千葉市)


カントウマユミ

葉は長楕円形、縁に細かな鋸歯が見られます。葉表はほぼ無毛のようでした。 (2018.5 千葉市)


カントウマユミ

葉裏脈上に毛があるのが特徴。マユミは無毛。写真は日光市内の山間地のもので、小ウィンドウは千葉市内のもの。毛の量に多少差がある。両者ともに裏面全体に微毛が確認された。 (2018.5 栃木県日光市 / 千葉市)