(品種) コマユミ Euonymus alatus f. striatus
(型) ホソバコマユミ / オオコマユミ

2023.11.1 更新

コマユミ

分類
ニシキギ科 ニシキギ属
植生環境
山地
開花時期
5-6月 落葉樹林内 林縁
地域
全国
特記
 -
特徴
ニシキギの品種で、枝に翼のないものです。
葉はニシキギと変わらず、長楕円形~倒卵形、鋭頭、基部はくさび形、細鋸歯が見られる。
花は集散状に付き、径6-8mm、果実は2分果で裂開すると赤い仮種皮を付けた種子が垂れ下がる。
葉が細く幅1-2cmのものはホソバコマユミと呼び、葉が大きいものはオオコマユミと呼ぶことがあるが分けない。
備考
エングラー : ニシキギ科
類似種
ニシキギ : 枝に板状の翼がある。
マユミ : 花弁が長楕円形で花径1cmとやや大きい。果実に4稜がある。
カントウマユミ : マユミと同じだが、葉裏脈上に突起毛がある。
撮影地
2009.5 茨城県筑波山  他

コマユミ

果期。裂開する頃は葉の多くが落ちてしまっていることも多い。 (2018.10 長野県小谷村)


コマユミ

花はニシキギと同じで径6-8mm。本年枝から枝を伸ばして花序を付けます。果実は2分果で仮種皮を付けた種子を1つずつ付けます。 (2009.5 茨城県筑波山 / 2017.10 秋田県仙北市)


コマユミ

葉もニシシギと同じふつう長楕円形~倒卵形で無毛。 (2017.5 千葉市)


コマユミ

葉は他の植物に先んじて果期に美しく紅葉する。写真は10月下旬。 (2023.11 千葉県佐倉市)


(型) ホソバコマユミ (f. angustatus = synonym) 

ホソバコマユミ

葉は幅1-2cmくらいでしたが、形状はかなり多様でふつうのコマユミと連続的。 (2020.5 千葉市)


(型) オオコマユミ (var. rotundatus = synonym) 

ホソバコマユミ

葉が大きく、長さ4-10cmほどあり、幅も広い。花数も多いように感じたので、初めはマユミかと思ったが、花はコマユミと同じだった。こちらも連続的なので、近年は分けない。 (2019.6 長野県軽井沢町)