イヌセンブリ

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リンドウ科 Gentianaceae
湿原などに生えるセンブリ
丈は10-40cm、茎には4稜があります。茎葉は2-5cmの披針形~倒披針形で先は鈍頭。
葉腋ごとに鋭角に短い枝を分け、若しくは花柄を伸ばして2cmほどの花を付けます。花冠は径15mm、裂片には紫条があり、基部に蜜腺溝が2つあってそのまわりに長い毛が見られます。花冠の外側は赤味を帯びることが多い。

 

2017.10.19 更新
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イヌセンブリ-全体2

よく成長すると30-40cmくらいになり、葉腋ごとに分枝して多数の花を付けます。
(2014.10 千葉県)

イヌセンブリ-全体2

枝は鋭角に上に伸びてセンブリのように横幅のある草姿にはならず、縦長のシルエット。写真の株はかなり下の葉腋からも短い枝を出して花を付けていました。(2014.10 千葉県)

イヌセンブリ-全体3

やや湿った草地にイネ科の植物などに埋もれるようにして群生していました。
(2014.10 千葉県)

イヌセンブリ-全体4

やや丈が小さめで20cmくらいのもの。花数も多くはなく少し印象が異なります。
このような姿で見ることのほうが多いかも知れない。(2011.10 千葉県)

イヌセンブリ-全体5

この年は花付きがとても良くて、今までのイメージを一新しました。
(2014.10 千葉県)

イヌセンブリ-全体3

上部の葉腋ごとに花を付けます。
(2017.10 千葉県)

イヌセンブリ-花2

花冠裂片には紫色の線状斑があります。花冠基部に長い毛があり、センブリに比べても
かなり長く、花糸と同長くらいあります。雄しべは5本。(2014.10 千葉県)

イヌセンブリ-花3

毛は花冠裂片の基部にある2つのの密腺溝の周りから伸びています。
(2014.10 千葉県)

イヌセンブリ-花4

裂開前の葯。
(2017.10 千葉県)

イヌセンブリ-花5

萼は狭長披針形~広線形。花冠外側が赤味を帯びることが多い。
(2014.10 千葉県)

イヌセンブリ-実

若い果実。
(2016.11 千葉県)

イヌセンブリ-葉

葉は対生、披針形~倒披針形でセンブリより少し幅広です。
(2011.10 千葉県)

イヌセンブリ-葉

上部の葉は細い。
(2011.10 千葉県)

イヌセンブリ-茎

茎の断面は四角形。葉は茎をやや抱くように付き、そのまま茎に沿下して
稜になるような感じ。(2014.10 千葉県)

イヌセンブリ-春

<暫定> おそらくこれだろうというもの。他のタブと同地点での撮影。
(2015.4 千葉県)