ノダケ Angelica decursiva
(品種) シロバナノダケ


ノダケ

分類
セリ科 シシウド属
植生環境
里 山地
開花時期
9-11月 林内 林縁
地域
関東以西
特記
 -
特徴
丈は0.8-1.5m、茎は暗紫色を帯びます。葉は3出羽状複葉、小葉や裂片は長楕円形~長卵形で縁には細かな鋸歯があり、裏面は白い。基部には袋状の鞘になっています。
花は複散形花序に付き、ふつう、花弁は濃いエンジ色で花糸は白いが、花糸も子房も濃いエンジ色のものもある。総苞片は袋状、小総苞片は線形。
花弁が白いものは、シロバナノダケと呼ばれます。
備考
エングラー : シソ科
類似種
 
撮影地
2015.9 千葉市  他

ノダケ

里近くでも林床などでよく見られます。花弁が赤褐色、花糸が白いのが普通ですが、時に花糸も赤褐色になるものもある。 (2013.8 長野県大町市)

ノダケ

鞘状の大きな総苞片があり、小花序には小総苞片数個が見られました。 (2014.9 宮城県名取市)

ノダケ

葉は3出羽状複葉。小葉は長楕円形で羽状ぎみに深裂します。縁には細かな鋸歯がある。 (2015.9 千葉市)


ノダケ

葉の基部は膨らみますが、花期、下部ではこの程度。 (2015.9 千葉市)


(品種) シロバナノダケ f. albiflora

シロバナノダケ

花弁が白いものはシロバナノダケと呼ばれます。写真は少し怪しげですが、開くとほぼ白かった。 (2010.8 長野県霧ヶ峰)