タカネイブキボウフウ Libanotis coreana var. alpicola


タカネイブキボウフウ

分類
セリ科 イブキボウフウ属
植生環境
高山
開花時期
7-8月 砂礫地 乾いた草地
地域
北ア 南ア 八ヶ岳 谷川
特記
 -
特徴
イブキボウフウの変種。
丈は70cm以下と小さく、茎がかっしりしていて側枝は再分枝しません。葉は2-3回羽状複葉で小葉は細かく裂け、裂片は細い。
花は複散形花序に付き、主茎の花序は径10cm、花はしばしば赤味を帯び、総包片、小総包片とも多数あり、長くて目立ちます。
付記
果実に毛のないものをタカネイブキボウフウ(f. alpicola)、毛のあるものをケタカネイブキボウフウ(f. akaishialpina)と呼ぶが、ここでは未確認のため、本種を広義的に纏めた。前者は北アで、後者は南ア・八ヶ岳・谷川岳で見られる。
備考
エングラー : セリ科
類似種
 
撮影地
2009.8 北ア・白馬岳  他

タカネイブキボウフウ

丈は70cm以下。側枝が再分枝しないので、主茎の花序を中央に、側枝の花序がリング状に綺麗に囲むように並んで見られることも多い。 (2011.8 北ア・唐松岳)

タカネイブキボウフウ

小総包片が小花序の外まで伸びています。 (2011.8 北ア・唐松岳)

タカネイブキボウフウ

葉は細かく裂けますが、バラツキがあるようで、写真のものは大きめ。 (2010.8 南ア・北岳)