カキドオシ Glechoma hederacea subsp. grandis


カキドオシ

分類
シソ科 カキドオシ属
植生環境
開花時期
4-5月 草地 林縁
地域
全国
特記
 -
特徴
主に欧州に自生するコバノカキドオシ(セイヨウカキドオシ)の亜種。
丈は25cmくらいになりますが、5cmくらいになるともう咲き出します。葉は腎円形で有柄、先端は丸く、丸みのある鋸歯があります。
花は葉腋にそれぞれ1~2つずつ付き、花冠は長さ1.5-2.5cm。上唇の裂け方は浅くて2裂、下唇は3裂で中央裂片が大きく、更に浅く2裂。中央裂片に赤紫色の斑があり、喉部に毛が見られます。
花の後、茎は倒れてツル状に伸び、葉腋などから根を出して広がります。
備考
エングラー : シソ科
類似種
セイヨウカキドオシ (コバノカキドオシ) : 茎や葉に毛は少なく、花は小さく花冠長さ10-15mm。
撮影地
2019.5 長野県軽井沢町  他

カキドオシ

春のやや早い時期、まだ小さいうちから林縁の草地や田んぼ脇の土手などで咲き出します。花が終わると茎は倒れて匍匐枝のようになり、節から根を出して増えます。 (2013.3 千葉市)


カキドオシ

下唇中央裂片に赤紫色の斑があり、喉部に毛が見られます。雄しべは花糸の長いもの2つ、短いもの2つ。花柱の先端は後に2裂します。 (2016.4 千葉市)


カキドオシ

花には短い柄があり、花冠長さ1.5-2.5cm、萼は5裂し、先端は芒状になります。筒部は途中から膨らみ、短毛がみられます。茎には長毛が密生。 (2017.4 千葉市)


カキドオシ

葉は腎円形で基部は心形、鋸歯があり、葉表には短毛が、 葉裏や葉柄には長い毛が密生します。 (2014.4 千葉市)